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保存車両図鑑

小坂鉄道などで活躍した主な車両

DD13-556ディーゼル機関車
DD13-556ディーゼル機関車
 このディーゼル機関車は、同和鉱業株式会社経営の岡山県柵原鉱山で鉱山鉄道として運営されていた片上鉄道が、昭和43年(1968)に最初に導入したものです。昭和53年(1978)9月に、兄弟鉄道であった小坂鉄道に転入し、予備機関車として使用されました。
 主に国鉄で使用されたDD13形式とほぼ同型ですが、一般的なDD13は入換え運転用に運転台が横向き一カ所であるのに対して、本線で運転されるため正面向きの運転台が前後に設けられています。小坂鉄道オリジナルのDD130形機関車より全長が800㎜長く、また総括制御機能は持っていないため重連の際には協調運転となります。
 冬期間にはキ115ラッセル車の運転に使用されることが多く、脇役ながらも多くの鉄道ファンを魅了しました。しかし、平成20年(2008)4月の小坂鉄道営業休止、そして翌平成21年4月の廃止とともに、その使命を終えました。
 平成23年(2011)5月、町では旧小坂駅のレールパーク化をめざしてディーゼル機関車の整備を開始し、再びエンジン音を響かせることに成功。ここに動態保存されています。
 平成26年(2014)からは、冬期間に小坂鉄道レールパークで行われるラッセル車運転体験でも活躍しています。
 
(構造の概要)
1.機  関 新潟鉄工製ディーゼルエンジン DMF31SBI型 過給器 インタークーラー付き 600ps
2.重  量 55t(運転整備時)、53.5t(空車時)
3.最大寸法 長14,400㎜×幅2,840㎜×高3,849㎜
4.製造所名 日本車輌製造株式会社
5.製造月日 昭和43年9月
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